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2019/01/06 10:53

【商品開発には必ずストーリーがある】


商品開発には必ずストーリーがある現在、有り難い事にこちらの商品を

全国各地に販売させて頂いております。

企業が成長・発展する為には利益確保が必要とされるのは当たり前の事ではありますが、
しかしただ流行だから、儲かるからと言う理由で弊社のハットグが開発され、広がった訳ではありません。


【失敗から成功に導いた弊社のハットグ】


弊社は毎年2月の節分の日に【まるかじりキンパ】を販売しております。その際、発注ミスにより起こった過剰在庫の魚肉ソーセージが発覚。日々のキンパ製造数量では計算上、賞味期限内では捌き切れないことが分かりました。失敗は誰にでもある。その失敗をどう次に活かすかが成長・成功への近道だと思っております。だから今回の発注ミスをどう捉え、どう活かし、チームとして実行していくかが成功へのキーとなる。そのことを踏まえ社員さん、パート社員さんとしっかり話し合いを致しました。


私達が取り組んだのはキンパ以外で魚肉ソーセージの活用。チヂミにしたり、ピリ辛の炒め物にしたり、ピリ辛フライにしたりと色々とためしましたがそんな簡単にいきませんでした。

ある日、新入社員さんが提案を持ちかけてきたのが【ハットグ】でした。事前に作り方を調べ、私に工程を教えてくれましたが、正直、私の頭の中では、発想は素晴らしいが、通常業務にハットグ製造を入れ込むのは大変であり、難しいと決めつけている自分がいました。また流行を追うのは危険で、一過性の物であると言う考えもあり、その時の私は【んー、、、】と言う顔つきであったと思います。 

そんな表情を見せた瞬間、社員さんの悲しそうな顔が一瞬映り込みました。何とかしようと一生懸命に調べ、「これだ!」と思い上司に相談したが、あまり宜しくない反応ならば、「そっかぁ、、、」と思うのも仕方ありません。
ましてやそんな事が続くのならば提案しても仕方ないと思われがちである。

私は日々、自分の部下に対し恩師の言葉を借りて、【やってみなわからん、やったことしかのこらん】と伝えているが、ふとその事に気づき反省をしました。「出来ない事を考えるよりも、出来る様にする事を考えよう」と考えを切り替え、社員さんを信じて任せ、絶対に成功へ導こうと心に決めました。それから提案してくれた新人社員さんを呼び、責任者(プロジェクトリーダー)としてチャレンジしてみるか意思確認をしました。 


【普段の業務+新たなチャレンジの負担=自己の成長】

1.新たなチャレンジには障害・問題がつきものである。

2.今以上、自分自身の能力が必要となる

3.責任者(プロジェクトリーダー)としての普段の姿勢が周りから問われる

4.環境が変われば愚痴もでる


サポート役として私も全面的にバックアップするのでチャレンジする?

「やりたいです!」よしゃ、絶対に互いに成長しようと約束しプロジェクトが始まりました。

それから現在に至るまで本当に数えきれない障害・問題がありましたが互いに諦めず貫き通し
一つ一つクリアした結果、国産の安心安全な冷凍ハットグが生まれ広がりました。
※書き込むと収集がつかなくなりますので省略。


多分、名古屋で冷凍ハットグを開発し、販売し始めたのは弊社が一番始めだと思います。 

いや、国内で一番かもくらいだと思います。


今回のプロジェクトのお陰で私自身も大きく成長させて頂きました。そして沢山の仲間にサポートして貰いました。

そのお陰て社員さんの思いを形にし、成功体験を作る事ができ私自身もチャレンジして本当に良かったです。

今はパートナー企業さんとも思いを共有し、次のステップの計画を立て一緒に歩んでおります。
夢に大きく一歩前進しましたので楽しみです。


【事業の発展と社員の幸福】が弊社の理念です。

働く社員さん、パート社員さんの物心両面を満足できる会社をこれからも追求して参ります。

韓国食文化の伝道師として使命を持ち一人でも多くの方々に韓国食文化の素晴らしさを知って頂ける様に実践行動に移して参ります。

韓国食文化を広めながら、新たな韓国食文化を創造し、新たな韓国食市場を作り上げて参ります。

やってみなわからん、やったことしかのこらん精神で日々挑戦して参ります♫


創業1948年 韓国食材専門店

株式会社ナリタ

担当 常務取締役 成田 伸高